首が回らないくらい忙しい…という言葉がありますが、実際には朝起きた時、首のつけ根に痛みが出て回らないという事です。誰でもが経験するトラブルなので、大した事がないように見えますが、酷いのになると車の運転もしずらく生活に支障を来たしてしまいます。治るのに一週間ほど掛かりますが、意外とラクになる施術ポイントがあるので紹介します。
寝違いとは
整形外科学会の説明では「眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みがあり、症状としては首を動かすと痛みが出たり、痛みで首を動かせない状態」のようです。検査や画像でハッキリした変化が掴めないのが一般的で、正確な原因は解らないようです。ただ睡眠中に不自然な姿勢が続いたためとか、運動や作業などで一部の筋肉が痙攣したためとか、パソコン作業などで首の後ろの関節に炎症が起こったためとかが指摘されています。
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寝違いの症状は…
寝違いが典型的な症状ですが、単純に首がぎくしゃくして回らない事もあり意外と多い症例です。どちらのケースも疲労が重なり、それに追い討ちを掛けるようにイライラするような事が起こった時に現れるようです。 指圧をしてみると、まずお腹がパンパンに張って軽く圧しても痛みを訴えます。コリは肩甲骨周辺から首の付け根まであり、首を回すと首筋に痛みが走ります。本人はこの時、肩の違和感は訴えないようです。
痛みの原因は「首の付け根の筋肉が疲労のために微小断裂した結果」とも言われています。筋肉がちょっと切れたために、首を動かすと電撃様の痛みが発するというわけです。整形外科では一通りの検査をして、とくに異常を認めない場合はそのまま放置して回復を待つという流れになるようです。
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指圧の方法と予後
症状のベースに疲労がありますので、まず疲労回復の指圧をする必要があります。そこで全身指圧でまず体全体を緩めておきます。腹部の押圧痛はその日のコンディションを示すものですから、痛くない程度に丁寧に腹部を掌圧して緩めます。最後に座位になってもらい、首の付け根の断裂部位に拇指を当てて持続圧を5分程度加えます。 お腹の緊張が緩んで、肩のコリが取れてくるとその場で改善してくるようです。ただ底辺にある疲労の度合いが深いと、完全に症状が取れるまでに少し時間が掛かります。たちの悪いものではないのですが、日常生活であまり疲れを残さないようにして下さいね…。
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