疲れ知らずは病気にならないって本当…?

 世の中にはパワーもスタミナもあって、夜中まで毎日平気で働き、疲れ知らずで元気いっぱい。病気とも全く無縁の人がいます。外見的にはパワフルで声も大きく、食欲旺盛。健康に自信のない人から見ると、羨ましいかぎりです。でもこんな人にも落とし穴があるんです。その陥りやすい落とし穴と対策を考えてみました。

疲れ知らず・パワフルな人とは…
パワフルな人というのは一定の傾向があります。男性の場合は体格が良く、肌の色つやが良い。顔が丸いか四角い人が多く、そして声が大きくハッキリしゃべる。食欲も意欲も旺盛で、立ち振る舞いもテキパキしています。女性の場合は男性ほどの極端な違いはないものの、体格は華奢ではなく、立ち振る舞いがキビキビしています。また雨や悪天候の時でも体調が安定しています。つまりダルイ、疲れた等とは言わない人が多いです。

疲れ知らず・実は鈍感な人…
健康を過信している人は、休息も取らずついオーバーランをしてしまいます。この手の人はスタミナがあって疲れ知らずの人が多いのです。しかしこの「疲れ知らず」が問題です。誰でも無理をすれば疲れるもので、そこから疲れ知らずとは「疲れを感じないこと」とも解釈できるからです。しかし、もしそうならば「疲れ知らず」の人は鈍感とも言えないでしょうか。普段病気もせずバリバリ働いている人が、ある日突然心臓病の発作を起こしたり脳卒中で倒れたりしますが、これも疲れを感じないでオーバーワークをした結果でしょう。

疲れた時に疲れを感じるのが健康…
疲れた時に疲れを感じる体がノーマルなんです。これはちょっと考えれば分かることですが、「2日や3日は徹夜しても平気だ」などと豪語する事がどれだけ馬鹿げた事が解ると思います。また周囲もそれに「そりゃ、すごい」などと同調するものですから、余計変な自信を持ってしまうんですね。別に体力があるから疲れを感じないのではなく、疲れを感じないほど疲れているんです。つまり健康体ではないと言うこと。この点を考えないといけないです。

後日必ずしっぺ返しが来る…
このような無理を続ければ、必ずしっぺ返しが来ます。多くは数年から数十年後、年齢を重ねて体力が落ちた時です。若い時は体力もあって、何とか持ちこたえてバランスを取っていましたが、歳を取ればバランス維持能力は低下します。すると今まで抑えていた無理が頭をもたげ、トラブルとして出現するわけです。出て来る病気や症状は、その人の体質や気質、無理の程度で決まるようです。つまり大きな無理を重ねてきた人ほど、大きな病になる傾向があるみたいです。

気持ちを軽やかに…で健康維持
ではどうすれば良いかです。無理をせずに疲れを残さず生活する…。言うのは簡単ですが、実践するのは難しいですよね。しかし、すべては無理でもポイントだけなら実践できそうです。そのポイントは「気持ちを軽やかに維持して生活する」です。考えてみて下さい。現代病の大半はストレスです。それが肉体的な病気の引き金を引くんです。先に述べた「疲れない人」も馬車馬のようにストレスまみれでで働いたからそうなったんです。楽しんで行うぶんには「疲れ鈍感症」にはなりません。だから日常「気持ちを晴れやかに持つ」。これを健康法として実践すれば、変な病気には罹らないでしょう。そしてこれくらいなら実践できそう…そう思いませんか。

さあそれなら明日と言わず、今日から。いいえ、今からでも朗らか気分で行きましょう。


 
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☆当会の沿革☆
当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。
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