治療室でもストレス性の疲労と思われる方が多くなりました。でも治療室で出来るのは疲れて、働きの悪くなった体のケアです。後の半分はどうしても自身で工夫・改善して戴かねばならない事柄です。そこで治療室では経絡の情報を使って、いまあなたの体はどうなっているのか教えて差し上げる。そのような試みをしています。経絡の歪みを診れば、おおよそ現在のその体のコンディションが判ります。
私たちの疲れは一昔前とは全く様相が違っています。昔は疲れと言えば肉体疲労を指しました。例えば重い物を持ったり、長時間立っていた、単純作業で疲れた…などです。しかし今は単純作業は機械がやってくれ、その代わり複雑な人間関係の中で、一日中パソコンの前で仕事をするようになりました。肉体面も動いて疲れるのではなく、動かなくて固くなって強張った状態です。そして精神的な方面から、疲れを強く感じるようになったのが今日の疲労です。ではこれをどのようにして解消すれば良いのでしょうか。
結論から言いますと、気持ちがリラックスできる方策をとる事が大切です。精神的な疲れは体を動かす事で解消すると言われます。一般に運動で精神的な疲労が取れるのは、運動によって筋肉がほぐれリラックスできるからです。マッサージや温泉で気分が良くなるのも、その刺激で血行が良くなり筋肉がほぐれて気分が良くなるのです。ただそれにはポイントがあります。そのキーワードは「夢中になる」と言う事で、運動にしろ温泉にしろそれに浸っている時は、それに熱中している必要があります。これは納得して戴けると思いますが、運動しながら「疲れの元」となっている事柄を気にしながらでは効果は薄いと言うことです。
これは運動だけではありません。ストレス解消のためにコンサートに出向く。映画を視る。美術館に行く。演劇を見る。果ては旅行をしたり、山や海に行く事などにも当てはまります。「それ」を行っている時は余計な事を考えずにそれに没頭する事なんです。すると脳が休まって、ストレスが解消されます。これもいざやってみると日常のストレスの元がフッと頭に浮かび上がる事も度々です。しかしその時はそれを相手にせず、無視して楽しむようにする。これが習慣づけになるようにすれば良いのです。
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