●対策は自律神経を整える
このトラブルは寒さが原因ですから、影響を受けやすい人は対応策を考える必要がありそうです。
その対応策の基本は「温める」事です。
例えば外出時はホカロンなどで体を温めるとかです。貼る場所は「手首」「足首」「お腹」「腰」が基本で、後は首元や背中など自分で良いと思う所に貼ると良いようです。
個人的には「湯たんぽ」もおすすめです。湯を入れて寝る直前に布団の中に入れて置くのですが、これが意外と暖かい。
エアコンを入れて眠る人も多いと思いますが、湯たんぽを入れると布団の中がポカポカ暖かいのでエアコンの暖房は要りません。ぜひ試して欲しい対策です。
●熱持ちの良い食事を取る
「熱持ちの良い」と言うのは、冷めにくい料理と言う事です。
例えば、水は沸騰させてもすぐ冷めます。つまり熱持ちが悪いのです。
反対にけんちん汁などは、なかなか冷めないですね。つまり熱持ちが良いのです。
このようなものを取れば良いのです。体が温まります。
この時期は鍋料理などは最高です。豊富な具材を入れて鍋として食べるのです。
●塩を入れて入浴する
入浴するとき、湯船に少量の「塩」を入れる方法があります。塩を入ると血行が良くなって温まるのです。
ただ入れ過ぎると体が熱くなって、入浴後に動悸が現れたりしますので、少量から試すのがポイントです。
●指圧で不調を改善する
指圧でも不調を改善する事が出来ます。
これまで紹介した方法でもどうしても改善できない場合には指圧を考えるのも良いと思います。
ではどのように対処するのか。経絡(ツボ)としては「三焦経」という経絡を整えると良くなります。
この経絡は「『外の環境』と『体の中の環境』とをマッチング」させる働きを持っています。
これを整えると体の調子が上向いてくるんです。
特にストレスがある時は、前腕に強い「コリ」が現れます。これは気づまりや気疲れがある時の反応で、このコリを弛めるとリラックスして自律神経が整います。
家でやる時は、仰向けになって家族に踏んでもらうのも良いです(ちょっと乱暴ですが…)。
また足の裏にも効くツボがあります。ここもうつ伏せになって、家族に踏んでもらうと良いです。更についでにその内くるぶし周辺も踏んで貰いましょう。ここも自律神経の調整に効果があるのです。
●まとめ
毎年1~3月は寒いですね。この時期の寒暖差を上手に乗り切るのが、体調を崩さないコツのようです。
ポイントは「温める」こと(または「冷やさない」)です。
年齢や体質などで症状の出方も違いますが、寒暖差疲労は決して「病気」ではないのですから、自分の体と相談しながら対策を考えてみて下さい。