肩こり解消・ツボによる治し方を解説

肩こりというのは日常的に経験する「ありふれた」トラブルですよね。でも意外と肩こりに悩んでいる人は多いんです。今やスマホやパソコンのやり過ぎで肩こりマッサージを受けるのは日常茶飯事。とくにオペレーターとか日常的に目を酷使する人は、いつも頑固な肩こりに悩んでいるようです。頑固な肩こりはなかなか取れず、目が痛くなったり、頭痛がしたりと辛くなるケースが多いですね。しかしキチンと対応すれば、頑固な肩こりも意外と早く取れるのです。ここではそんな肩こり解消の、お役立ち記事を書きます。

肩こりの原因は

 肩こりの大きな要因といわれているのが、姿勢の悪さ、運動不足、ストレス、眼精疲労といった日常生活の習慣だと言われています。

気づかぬうちに、血行不良や筋肉減少、自律神経のアンバランスを招くライフスタイルを送ってしまい、肩こりが起きてしまうのです。

最初は軽い肩こりでも、それを放置して無理を続けていると次第に、固く、固く凝ってくるわけです。


そしてそれが長期(2年とか3年とか)になると、もう岩のようになって強く押してもビクとも(笑)しなくなる…。

それくらいになると肩こりを中心に、体がバリバリに張って、眼の疲れや頭痛も現れてくるんですね。そしてそんな人も結構多いんです。


解消には、まずマッサージ…?

肩こりで悩んだ事のない人は「そんな肩こり程度で大袈裟な…」と思いがちです。しかし肩や背中に貼りついた頑固な違和感は結構気になるものなんです。

解消に向けてまず多くの方が考えるのがマッサージだと思います。


今ではどこの町にもマッサージサロンがありますよね。そこで30分とか60分のマッサージを受けるわけです。「ああ、気持ち良かった…」とその場では思うのですが、翌日にはまた元に戻ってしまう。

仕方がないので、それを我慢してまた働く…。そしてどうにもまた我慢できなくなったら、またマッサージを受ける。そんな経験はありませんでしたか。そして「マッサージは、どうも私には効かないみたい…」と悟ります。


人によって効くツボは違います

では肩こりの解消は、どのようにすれば良いのか述べます。三つのポイントがあるんです。

まず最初のポイントは、このような無限ルーチンに陥っている肩こりでも、ツボを的確に押さえれば、意外と簡単に弛むという事です。

ただし肩こりのツボは幾つかありますが、効果のあるツボは人によって違います。ですからそれをキチンと発見して、的確に押さえれば肩こりは弛むのです。

なぜ施術したのに元に戻るのか…

次のポイントは「施術をしたのに、翌日に元に戻ってしまう」理由です。

受けた人はお分かりでしょうが、サロンでは肩こりと言えば、時間いっぱい肩や肩周辺を重点的に施術します。

  原因はその「限定的な施術」にあるんです。


つまり肩周辺を施術しただけでは、まだコリを作る力(これを歪みと言います)に打ち勝てないのです。ですから効果を持続させたいなら、肩だけではなく、腰や脚、腕などと万遍なく施術すれば、その効果が持続するのです。

指圧は全身指圧が基本です

指圧には「全身指圧」と言って、首や腕や背中、腰、お腹、脚…と全身に渡って施術するスタイルがあります。

この「全身指圧」を受ければ、効果の『持続性』が得られ、コリが氷解して格段にラクになるのです。

疲れが肩こりの最大の原因

最後のポイントは「疲労の除去」です。頑固な肩こりには「日頃の無理」が必ずあります。ですから施術で「日頃の疲れを取る」ことも大切なポイントなんです

考えてみて下さい。椅子に座って終日パソコンとにらめっこ。目を酷使して気疲れを起こして、体がばりばりに張って…。これって肩だけの問題ではないですよね。つまり肩こりの指圧を通して、疲れも取ってしまう…。これが第二のポイントなんです。


では具体的にどう対処するかです。例えば入浴に例えてみましょう。ちょっと疲れたなあ…と思った時は、熱いお風呂に入ると思います。反対に疲れが続いてバテ気味の時は、少しぬるめの湯にゆっくりと浸るでしょう。

それと同じで、ちょっと疲れた時は、少し強めの指圧をすると疲れが取れます。反対に疲れてバテ気味の時は、ソフトな圧でじっくり指圧をすると、疲れが抜けるんです。このように施術のリズムを使い分けると、疲れが取れて「コリ」も溶けやすくなるのです。

まとめ

ポイントを押さえて順序よく指圧をすれば、かなり頑固な「肩こり」も軽快するものです。一昔前までは、肩こりは長時間の単純労働や軽作業で起きました。しかし現代は座って(動かないで)長時間、神経を酷使する作業がメインですよね。

動かないから、一見ラクに見えますが、代わりに「気疲れ」が起こります。

皆さんもご承知のように、その「気疲れ(神経の疲れ)」が体を固くして、肩こりを起こしているんですね。ですから「ホッとする」、そんな時間を持つ事が大切になるんですね。

指圧が効くのは、「全身指圧」や「刺激の使い分け」もありますが、指圧自体が「のんびりした雰囲気」を持っているからです。そんな雰囲気の中で指圧を受けると、肩こりが「芯からほどけた…」とか「羽が生えたように軽くなった」と感じるようになるんです。

当会について

経絡指圧普及会・池袋治療室
当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。特に治療では、古来から伝わる漢方式の施術を実践し、利用者の皆さんの体の不調を治す指圧を実践しています。
平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。
経絡指圧普及会:℡.03-3985-1060