皆さんの中には、変則勤務や不規則勤務などで睡眠不足になっている人も多いと思います。ある調査によると成人の48％が睡眠不足を訴えていると言う報告があります。若いうちは無理が利きますが、年齢が上がってくると睡眠不足はキツイですね。睡眠不足が続くと、日中頭がボーッとして集中ができなくなります。また何となく体の調子も悪くなる…。小さな症状というかトラブルが体に起きてきます。しかし指圧中の短時間睡眠で、深い熟睡効果を体験できるんです。
睡眠不足になると…
日本人は総じて睡眠不足の傾向があります。平成18年の総務省の調査でも、年を追うごとに平均睡眠時間が減少している傾向がハッキリ現れています。この原因の一つとしてスマホやゲームなどの娯楽時間が増え、その分睡眠時間が減少したと指摘されています。
睡眠が不足すると頭がボーとしたり、注意が散漫になったり、集中力が欠如したりする事はしばしば経験することです。また睡眠が不足すると脳が酸欠状態になり、頭痛がしたり吐き気がしたり様々な症状が起こります。睡眠不足も短期間なら一度グッスリと眠れば回復してきますが、それが長期に及びますと意欲の低下や記憶力の減退などを引き起こし体調不全に繋がって来ます。従って仕事の効率や日常生活の質を大きく低下させてしまいます。 また持病のある方などは、その症状が出やすくなったり…そのような経験をお持ちの方も居ると思います。これはホルモンや自律神経機能にダメージを与えるからで、全身の調節機能に影響を与えるようです。
睡眠は量より質…
睡眠は量より質が大切です。いたずらにダラダラ長く眠るよりも、たとえ短時間でも深く眠る事が大切だと言われています。よく夢ばかり見る…と言いますが、夢を見ている時は「浅い睡眠」をしている時です。よく知られている事ですが、睡眠には「深い睡眠」と「浅い睡眠」があります。そして睡眠時にはこれらが交互に起こって、やがて目覚めるわけです。浅い睡眠ばかりだと夢ばかり見て、しかも中途覚醒（夜中に目覚める）しやすくなるわけです。
とくに中高年になると、若い時のように「夜寝て、目が醒めたら朝だった」という訳には行きません。なかなか寝付けず、また夜中に目が醒める事が多くなります。「疲労」はグッスリ眠る「深い睡眠」時に取れる訳ですから、このような「浅い睡眠」ではどうしても疲れが残りやすくなります。つまり「よく眠った気がしない…」となるんですね。
深く眠ればスッキリする…
要するに「熟睡」すればいいんです。熟睡すれば疲労回復に繋がる事は誰でも知っています。でも横になったらパタンキューでどこででも眠れる…なんて言うのは若い時の話。年齢が上がっても十分に熟睡するには条件が整っていなければ難しいです。適度の運動が提唱されますが、運動だけで眠れるわけではありません。現代人は何かと興奮する毎日を送っていますから、気持ちがリラックスする時間や環境を作る必要もあるでしょう。また寝る直前は余計な事は考えずに床に入る習慣づくりも必要です。それでも寝不足が続くようなら、短時間ですが指圧の受診も有効です。
指圧で短時間睡眠を…
指圧は短時間ですが深い睡眠を起こす事が出来ます。指圧中は頭の興奮が取れて、瞬間的ですが「熟睡」するのです。ウトウトではなくスーッと落ちるように寝入ってしまいます。そして目覚めた時は頭がスッキリしています。まあ本格睡眠には及びませんが、意識が飛んで結構気持ちがラクになるのです。特に有効なのが「頭部」の指圧です。額から頭頂部にかけて細かく指圧します。この部位は筋肉などはなく骨だけですが、適度の圧で指圧をするとまず例外なく「意識が飛ぶ」ように寝入ります。頭部指圧の前に、腕や背中を指圧してから頭部の指圧をするとなお効果的です。
まとめ
それでも睡眠不足を感じる時は、指圧を受けるのも一方法です。指圧は短時間ですが、深い睡眠を起こす事が出来ます。ポイントは頭部にあって、頭部の指圧を腕や背中と組み合わせて行うと、強い熟睡効果が得られるのです。この指圧は特に難しいものではないので、お近くの指圧専門院ならどこでも行ってくれるはずです。
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